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「Numberは0。
名前…いっぱい。
職業・殺し屋。
仲間…群れんのうざい。」
「えっ、俺は?!」
「黙れ糞」
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金髪の少年は夜の真っ黒な空をじっと睨んでいる。
「おい、Rayどおした?Ray?!」
空だけを捕らえて離さなかった彼の瞳が掛けられた声に反応し、驚いたのか一度ビクっと肩を震わせてから声の主を探し出すと其方を見ながら言葉を返した。
「あぁ。なんかNumberで'Zero'になったばかりの時の事思い出してな…」
アカイ獅子が笑う。
「思い出した??珍しい事もあるもんだなー」
「フンッ」
金髪の少年は自嘲気味に鼻で笑うとまた真っ黒な空に目を移した。
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