†No name†

1/5
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ

†No name†

ブシュッ…、ザバッ 冷たく静まり返ったこの闇に聞き慣れない音が響く。 「………」 ドサッ………ッドサッ 二人の男が目の前で静かに倒れた。 時刻は深夜一時三九分。 今宵も 緋色の世界へ ご案内 「おい、Ray(レイ)。今日も軽かったな♪」 「…………」 此処に独りの金髪の少年と此の世のものではない生きモノが居る。 「おい、シカトかよ!?」 「うっせぇな、黙れよ。」 「チッ……なんだよ…」 此の世のモノではない生きモノはアカク血色の…緋色の獅子の様…
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!