第一章

3/5
前へ
/57ページ
次へ
「あれは夢では無かったのか……。」 何となくそんな気はしていたが、実際に事実だったと認識するとまた変な気持が芽生える。 「……まあ、いいか。それよりもこれからどうするか決めないとなぁ。」 しかし……独り言がこんなに虚しいものだったとは。 まあ、そんなことはどうでもいい。 「この森に拠点を構えるか、町を見つけるか……。」 ……とりあえず、この森に拠点を構えて知識の整理をしようかな。 とりあえずは火の確保だ。 燃えそうなものを集めて……。 「炎よ」 ……知識にはあったが、魔法というものを実際に使ってみると不思議な気分だ。 まあ、そのうち慣れるだろう。
/57ページ

最初のコメントを投稿しよう!

600人が本棚に入れています
本棚に追加