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チュンチュン……
―……ここは?―
長い間寝ていたのだろうか?眠くはないのだが瞼が重い。
うっすらと開けた目に飛び込んできたのは木、木、木。
ひんやりした地面の上に俺は寝転がっている。
「……森?」
まさにそれだった。
辺りを見渡しても木しか目立つものは無い。
季節は……冬明けくらいか?地面にはうっすらと雪が残っている。
枯れてしめった落ち葉、新しく芽吹いた緑の葉、心地よい空気にまた眠りそうになる。
―……そういえば、何処か空気も違うな。―
そのような事を思いながら、眠気を振り払う意味も込めて起き上がる。
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