登山家を追う雪女

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「なんでしょう?」 私は頑張って頑張って、無理やりほほえんだ。 彼の目は凍り付いていて、意味はないけれど。 「墓を……続きを掘ろうと思ったんですが、指が凍ってしまって」 「はい」
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