未練がましい夫

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「責任は僕がとります!血の池地獄でもかま茹で地獄でも、針山でもかまいませんから!」 「そういう問題じゃなくてねえ……それにしてもあんた、きれいに回るねえ」 「気にいっていただけましたか!?ご命令とあらば何回でも御覧にいれますよ!」 妻の望みがかなうなら。僕はひたすら回転してみせたが、おばあちゃんは僕ではなく別のなにかを気にしているようた。
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