未練がましい夫

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「えっ?」 服を引っ張られた。さっき見た小さな女の子だ。着物に対しても彼女は小さくて、垂らした左手がそでに隠れている。 「そんなことしたら、エンマさまにおこられるよ?いいの?」 「大丈夫だよ。責任はみいんな、こいつが引き受けるってさ」 「え?まあ、そうだよ。だからお願いだ。妻を助けておくれ」
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