登山家を追う雪女

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私の声は自身ののどを傷つける強さで、白い天地の空気を揺らした。 体はそこにあるけど……またどこかに行ってしまいそうな気がして、それがイヤで。 「……ぐ」 しゃべった! 「ご無事ですか?」
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