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冷たい風が私の頬をなでて私は目を開けた。
「……?」
周りは木々に囲まれ鳥の囀りが何回も木霊したりしている。
ここは何処なのかな…
とりあえず私は起き上がり、木々の中を歩いていくとバィンと音がした。
私は音が鳴る方へと走って向かうと木で出来た家が立ち並ぶ所についたんだ。
バィィンバィィン…
「あの音…」
音は真ん中にある社の中から聴こえてくきて、私はその社に近寄り中に入っていく
「…!」
私は驚いた…真ん中にはデカイ仏像さんが座ってて、その手の平の上であの光る玉が跳ねてる…
光る玉に注意を引かれていると後ろから
「貴様、何者だ?」
「ビクッ!」
振り向くと巫女さんがいた
「こ、子供!?何故こんな……ちっ!!」
巫女さんが急いで近づいて来て私を抱き上げると何かを言って外に出て青い空へと飛び上がると下の方で叫び声が聞こえる
「キシャァァア!!!」
そして、その声が近づき翼の音まで近づいてくる。
私は巫女さんにしがみついてる状態で、その音がする方に目を向けると寒気がした…
紅い瞳で灰色のデカイ翼を羽ばたかせ、鋭い爪と牙は赤く染まっていた。
「来たか、封印したい所だが今日は傷を負わせる程度しか出来ないな…」
そう言って巫女さんは札を3枚だして
「我に従い敵を討ち抜け、霊参!」
すると札が青く光って紅い瞳のデカイ奴を貫いていった、貫かれた所から血がいっぱいでて痛そうだった…
その後、その紅い瞳は何処かへ逃げるように去って行った。
巫女さんは近くの村に降りるぞって言って、先よりも賑わってる村に降り立ち私を抱えながら一番大きい建物に入ってから降ろしてくれた。
そして、巫女さんが口を開いて聞いてきた
「で、君はなんであんな所に居たんだ?」
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