第二話-世界の変化-

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って聞かれたから、ここまでの事を覚えてる限り話した 「そう…って事は君は違う所から来たって事になるのか」 「…」 私は黙って頷き、巫女さんを見ずに俯いて何も言えなかった… それを悟ったのか巫女さんは私を抱きしめて 「私と暮らそう、君が元の世界へと戻れる時がくるまで」 そう優しく言われた時、私は大声で泣いていた 「うぅぇええん!!」 「怖かったね…」 「うわぁぁぁん!!」 「もう大丈夫だから…」 「うぅぇええん!!」 泣いて泣いて疲れるまで泣いた。 巫女さんはそんな私をずっとずーっと、抱きしめて頭を撫でてくれて泣き止むまで側にいてくれて… まるでママみたいに優しくしてくれた。 しばらくして泣き止んだ私を確認して、巫女さんは私の名前を聞いてきたから 「か、神咲流衣…」 って言って、笑顔で巫女さんを見上げた 「流衣か、いい名前だ…私は神宮 芬、巫女をやってるんだ」 「巫女?」 「そう、妖怪や怪物、悪霊を封印,退治をしてるんだよ」 って言われても私はまだ理解出来ないから頷くだけだったけど、一つだけ気になる事を言ってみた 「ここは何処なの?」 「ここは朧月夜がつづく臨海の大国、風韻という場所だ」 こうして私は、この風韻の町で新たな時を過ごしていく事になった… 新しいママと共に…
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