二章~新選組~

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「次はどこに行こうかなぁ。」 と歩き進めてたどり着いたのは炊事場で、目の前には父的存在の人が料理をしていた。 「……源さん?源さんだぁぁぁ。お久しぶりです。」 「おぉ、美織ちゃんじゃないか。お久しぶり。」 美織の目の前に居たのは井上源三郎だった。 「元気にしてたかい?」 「元気だったよ。源さんが食事作るって相変わらずだね。」 「そう言う訳じゃないよ。食事とかは当番制で今日は偶然、私だっただけでね。そう言えば『歳さん』に挨拶したかい?」 美織は『歳さん』と言う名前に反応して目を見開いていた。 「ねぇ源さん、『歳さん』って土方ちゃんの事?」 「そうだよ。この新選組には試衛館道場の人たちが殆ど居るからね。ちなみに歳さんはここの副長をやっているんだよ。」 「土方ちゃんの部屋ってどこ?」 それから美織は部屋の場所を教えてもらい、土方の部屋を目指す。
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