二章~新選組~

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土方の長々とした説教を終えた美織は斎藤一を探していた。 「あっ美織…」 前から来たのは饅頭を両手に口をモゴモゴさせた総司。 「甘味馬鹿。」 実はかなりの毒舌な美織。 「甘味馬鹿やてクック…゙よぉ似合っとるで…ブフッ…」 美織の後ろで爆笑する黒装束関西人← 「山崎さん…斬らせて下さい。その後…美織ね…」 黒い笑みを向ける総司。すでに両手にあった饅頭は無くなっていて刀を構えている。 「取り敢えず逃げるよ」 美織の手を引っ張り、走りだす山崎。後ろからはもの凄い殺気を纏った総司が追い掛けてくる。
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