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あやめ「こ、近藤さんっ?いつの間にいらしたんですか?」
勇「ん?今だよ。」
いつの間にか私の後ろに立っていたこの、ガッシリとした体格の男は近藤勇。
土方さんが幕吏になった二日後くらいに江戸から帰ってきた。
勇「いやぁ、歳は幸福者だなぁ。私がいない間に、こんな可愛らしい娘さんを捕まえていたんだから。」
近藤さんはその大きな口で豪快に笑う。彼の一番の特徴は、拳が入るほどの大きな口である。
あやめ「捕まえるだなんてそんな。」
勇「ん?なんだ、歳が口説き落としたのではないのか?それとも、寝捕られた…」
あやめ「ち、違いますっ!!」
寝捕られたって!なんてことを…!
勇「そうかい?歳ならやりかねんぞ?あいつの女癖は悪いからな。」
あやめ「ひ…土方さんはそんな人じゃないですよ。」
歳三「お、嬉しいこと言ってくれんじゃねぇか。」
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