山へ

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目はつむったが、やはり先ほどまで寝ていたからか眠れずバス酔いと闘っていた。 ホテルに到着したときには気持ち悪くて フラフラだった。 なんとか気力を振り絞り、ホテルの中へ入ると従業員はこちらです、と案内された。 ちゃんと私の名簿もあって、安心した。 少しだけ騙されてないかという考えもかすめていたから。 案内されると、あの男の子もいた。 既に50人近くの人が集まっていた。 私の乗ったバスが最終だったらしい。 そんなにギリギリだったのか。 危ない危ない。
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