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その後、俺は壊れ物を抱くように、そっと宙を抱いた… (とても、小さい体だった…) 「拓斗さん?…」 「!! 宙…起こしたか?」 「いいえ… 拓斗さんってやっぱり優しい方ですね。…」 「冗談…」 「なら、心配性な方ですよ。」 と、宙は言いながら、くるくると表情を変えていった… その日の夕方、宙は何かを作っていた… 「宙… 一体何を作っているんだ?」 「ふふ… 日記ですよ。」 「日記…」 その一言を聞いて、どこか懐かしさを感じた…
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