ヒーローの怒り
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廊下に倒れたまま腹をおさえ、相手の男を見上げる。 悪魔会幹部候補生ガーゴイルのG1と名乗っていた。 攻撃を当てようとする瞬間、あるいは攻撃されそうな瞬間にG1は消え、次の瞬間には攻撃されている。 0.1秒が勝敗を分ける武術の世界で、一瞬でも姿を見失う事は、致命的な戦闘能力の差になった。
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