~螢川~

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【3】 家までの帰り道 ぼんやり小さな橋の上で 浴衣の肩に手を回して ゆらゆら螢の光見つめる 短い夏の間だけ 宵風に吹かれ 水辺に群れる螢が はかなく舞い上がる ほら、まるで二人の 青春のように 季節の中で 忘れかけていた愛さえも 想い出させてくれる
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