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「わかりました。では私はイタリア君とプロイセンさんを探して来ます。ドイツさんは少し休んでいて下さい」
「悪いな。あぁ、そうだ、逃げる途中でコレを拾った。日本が持っておいた方が便利だろう」
そう言うと、ドイツは胸ポケットからプレートのついた鍵を取り出し、日本に渡した。それを受け取り、プレートを見てみると“調理室”と書かれていた。
「調理室の鍵、ですか……。この学校、管理体制大丈夫なのでしょうか……?」
「事態が事態だからな。何とも言えん」
「とりあえず、私は校舎内を探索したいと思います」
「あぁ、頼んだ」
それだけ言うと、ドイツはそそくさと掃除ロッカーの中へと戻ってしまった。
行方不明のイタリアとプロイセンを探すべく、日本は校舎内の探索を始めた。第1予備教室を出た時、ある事柄を思い出した。
「あっ……、クラネリナさんもいるということを伝え忘れてしまいました……。……まぁ、後でも平気でしょう」
とりあえず、日本は鍵があるということで調理室へ行くことにした。
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