122人が本棚に入れています
本棚に追加
カチャカチャ カチャ
謎の音がした。
「……?こ、これって……」
「首輪、だ!」
何故か誇らしげに言う。
状況のイマイチ掴めないクラネリナは聞き返す。
「……はぁ?首輪?」
「フハハハハ!!光栄に思えよ?今からお前は俺の領地だ!」
高笑いしているイギリスをよそに、クラネリナはようやく状況がわかったようだ。
「なるほど。私は英領になってしまったという事か」
「そうだ!」
「へぇ……。でもさぁ、これ首輪なんだよね?」
「首輪以外の何に見えるんだよ。首に付いているからこそ俺の領地であると言える!」
「ふぅん……そうなんだ」
イギリスの答えに満足したかのように頷くクラネリナ。その顔には怪しい笑みを浮かべていた。
それを見たイギリスは、背筋に悪寒が走るのを感じた。
最初のコメントを投稿しよう!