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「言いそびれたが、この学園の掟を教えてやる。廊下は走らない、みんな仲良く、弱肉強食、だ!」
「2つ目と3つ目、矛盾してない?」
「うるさい!世界はそういうもんなんだよ」
「んー……まぁ、そうだね」
イギリスは何故か一限目の授業を潰してクラネリナに校舎の案内をしている。
「つかよ……何で朝からお前を案内しなきゃなんだ?」
「えーと、私が本格的に転入するのは明日だから」
「じゃ何で今日来たんだよ!?」
「……なんとなく、暇だから」
出会った時から何一つ変わらない態度の彼女に対し、早くもイギリスに疲れの色が出ていた。
校舎の案内も殆ど終わり、休憩したいとクラネリナが希望したので二人は生徒会室へ行くことにした。
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