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「助かりました。ありがとうございます」
「平気。今度から気をつけて」
巨人は己についた火を消していた。
その間に日本は今度こそトドメを刺そうとした。
しかし……
「えっ……!?」
巨人は一瞬光ったかと思うと、姿を消してしまった。
「ど、どうなっているんですか……?」
「文字通り、“消えた”……?」
さっきまで巨人がいた所は虚空となり、何もない。
二人は目の前で起きた不思議にただ目を丸くするだけだった。
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