とある大学の文学部生が書く短編集

リア充

昼の１２時半頃にはレポートが完成。Ａ４の紙に図書館の印刷機で印刷。ノルマクリアの５枚の用紙をホッチキスでとじると、達成感が込み上げてきた。
良い具合に腹が減っている。大学生協の食堂は閉まってるので、荷物を持ち図書館を出てそのままキャンパスの外へ。近くのファミレスに入る。いつも生協の安さと量を追求した飯ばかりなので、今日は少し高めのハンバーグセットを注文する。最近一人で飯を食べるのも慣れた。むしろ、会話とか変な気をつかわなくて良いから、楽にさえ感じる。
食べ終わって勘定を済ませ、キャンパスに戻る。図書館より手前の体育館の更衣室で着替え、そのままグラウンドに出る。もうみんな揃っていて、準備体操をテキトーに行いサークル活動開始。メンバーの気分で週末に何かスポーツをするサークルなのだが、今日はフットサルだ。
友達と笑い合いながらも果敢にゴールを目指す。中学・高校とサッカー部だった俺は今日は活躍出来て、３ゴールを挙げた。良い汗をかいた。夕日が眩しい。ハットトリック達成だなとか茶化されながら、体育館更衣室でシャワーを浴び新しい服に着替える。
外に出ると特に仲の良い友達４人が集まっていた。
俊也と亮介と桜に詩織。唯一車と免許を持つ亮介の車に乗り込み、俊哉のマンションへ。途中で酒とつまみを買って、俊哉の家で宅飲みだ。