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そんな毎日が充実している筈もなく,奏太は退屈ばかりしている。
今日は滅多に会えない父と夕食を一緒にすることになっている。
そのことを考えて深いため息をつく。
別に嫌いな訳じゃない。
でも,話すこともないし口を開けば会社を継がないかとか最近どうだとか。
会社はどうせ継ぐことになるんだろうし,最近どうと言われても家にしかいないんだから特に話すこともない。
嫌いとかじゃなくて苦手なのかもしれない。
あまり接したことがないから。
時間がたつのが遅く感じる。
でもそのままでもいいとさえ思う。
憂鬱な気分だ。
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