2章:初めて見た神様

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……と、僕がその女性を見ているといきなり話し掛けられ、思考は中断された。 「え……と、あの……」  急な質問に僕が答えられず、どもっていると再びの女性は口を開いた。 「まさか、貴様もまたこの山を荒らしに来たのか! 許さん、許さんぞ!」  女性がそう叫んだ途端、僕は葉っぱと共に風によって舞い上がり、再び地面に叩き付けられた。 まさか……僕はこんな所で殺されるのか?そこまで考えてふと気付いた。 --死ぬのが、怖くない?
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