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唐突だが儀式の日に飛ぶ。
雷帝との試合の勇姿を綴りたがったが……うん……結果はざんぱ……草薙の風刃で一歯報いたが敗北となった。
今は森の中を歩いている。
森の中に存在する蛇の祭壇って言う石畳の巨大建造物に向かっているところだが、場所がよくわからないんだな。
周りを見渡しても木、木、木。
執事っぽいやつのボンドがなぜか道案内することができるため、してもらっているが、方向感覚なくなるわ!
と、まあ余談はここまでにして儀式の簡単な説明をしよう。
まず儀式の主な役割を担う──は先に少数の騎士団のメンバーを連れて、準備を進める。
そのメンバーには第三部隊隊長の腹黒バカや雷帝──ネルソン=セイルドもいる。
そして少し後に俺が騎士団をごっそり連れて向かうんだ。
俺達が着くとすぐに蛇の祭壇を囲うように周辺警備に付き、儀式──災厄の封印を掛け直す作業が始まる。
つってもある術式を組み立てるだけだが、時間がかかるし、失敗はできない。
そうそう失敗するもんじゃないし、成功すりゃもう安心。
俺達騎士団が邪魔させないようにしとけばいいわけだ。
あと生け贄ってのが昔から術式を組み立てるために必要らしい。まぁ、そのときの巫女が大切にしている物なら何でもいい。
ぬいぐるみってケースあったとか。
これまたボンドが決めるらしい。
あいつ先代の頃から重要な役目負ってきて……年いくつ?
まぁとにかく何が選ばれたか──もまだ知らないんだと。
何が選ばれても仕方ないと割りきってるのはすげぇと思う。
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