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ライ達三人はギルドマスターに連れられ、長官室の中にいた。
部屋は意外と小さく、例を出すと、学校の教室一つ分位で、ドアの反対側には窓が備え付けられている。
壁際には本棚が並び、出したら部屋を埋め尽くすのではないか…と思う程の本が敷き詰められていた。
窓際に偉い人が座るっぽい、椅子と机。
中央に向かえ会うように置かれた二つのソファーとその間に小さなテーブルがある。
ライのその部屋の第一印象は〝応接室っぽい〟だった。
全帝と七帝はそれぞれ休みに入り、全帝、炎帝、雷帝は副ギルドマスターという人物と飲みに行き、闇帝は風帝に「料理作って!」言い、何処かへ向かって行き、光帝はそれに着いて行った。
ただ地帝はすぐ家に帰った。
「本当に転移で送ってくれてありがとう。
おかげでもう帰って来れたよ。
それに勝利に手を貸してくれたし」
ギルドマスターが三人に向かい頭を下げた。
そして彼女は机に座ると、三人にソファーに座るよう促した。
「でも…こっちは完全に信用したわけじゃないよ。
詳しい情報を教えてくれないと…君たちが敵って可能性も残ってるからね」
先程のほんわかした雰囲気は消え、鋭い眼光でライ達を見ていた。
(不味いな…異世界からやって来て時空神に鍛えられましたって言っても益々疑われるだけだろうし…そもそもユフィのやつ…この世界救えつってたけど具体的に何すりゃいいか聞いてねー…さっきは感覚で人間の味方したけど…ホントは誰の味方すりゃいいか分かんねー…はあ…とりあえず好きなようにさせてもらうか…)
「んじゃ俺の名前ははライ=ロード。
属性は七属性全部。
魔武器は双刀の黒龍と白龍。
歳は14。
遠くの島国から来た」
突然ライが軽い自己紹介を始めた。
リクとリュウは少し驚いたものの、何か策があるのだろうと思い、それに続いた。
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