第四章 発展と言う名の退廃。

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私が、もっとも、落胆するのは、ワールド杯優勝の後に、何も残らなかった場合、もはや、彼らに、贈る一片の言葉さえ、持ち合わせていない点だ。死をもって、国家の在り方を、止めた、一人のスポーツ選手の、意志を、コップ一杯分の酒に代え、飲み干してしまいたい。私は、もはや、人類に残された、闘争、及び、競争の余地でさえ、なく、ロンドン五輪において、掲げられた、金、銀、銅メダル、等、明日の自分たちの生きざまと、自由意志における、スポーツの昇華にくらべたら、何の意味も、何の報酬もなく、オリンピック程、不健康、不健全なものは、ないと、何の為に自分が、サッカーを、やり始めたか、さえ、意志は、もはや、ない!
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