第四章 発展と言う名の退廃。

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第四章 発展と言う名の退廃。

物が、発展した、社会が発展した、我々の精神文化が発展した、とは、よく御老体のかたがたから、聞かれる、一抹の賛辞だが、私には、人が発展しない、秩序は、荒れっぱなしだ、我々の目的たる人間としての成長は、微塵もしていない、と、まったく、頭をさげるばかり、で、何ら反論するきっかけも、捜し出せないまま、閉口せざるを、得ない。 私が、日本人を纏め、集団として、意味と意義を兼ね備えるにあたって、私は、個人的成長は、どうでもよいものだった。何故なら、成長とは、本来、孤独な世界における、自己闘争概念のいきつく先にすぎないからである。 私が、最も優先した、勝利の経歴こそ、勝利の報酬こそ、が、日本人に唯一、かけていた、成長なのだといいかえても、かまわないと思う。 我々は、全世代、全年齢に声をかけたい。日本人たるを、示せ!と。負けたら、それでも、日本人か!と罵るのくらいは、当たり前であり、私は、貰えない報酬と、戦っているのであり、もはや、サッカー・イノベーション等は、意味のない懺悔のごとく、玉蹴りの、貴族遊びと、変わりのない、彼らにしか、知り得ない楽しみなのだろう。私は、女子ワールド杯優勝カップ等、地に貶めて、思い切り、ふみにじってしまいたい、怒りにかられている。
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