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ハル「失礼ですがマーカス殿、貴方は幾つの勲章をお持ちで??」
アル「え??」
ハルの質問の意味が解らないアルフレッドと、口を閉ざすマーカス
アル「ちょい隊長、マーカスさんは…
ハル「いや、私の目にはマーカス殿、貴方はお高い階級の軍人のように見えます」
エイミー「……ふふっ」
マーカス「…流石だ。」
マーカスは降参だ、と言わんばかりに続ける
マーカス「アル君は騙せても貴女にはバレバレでしたか。」
アル「え??」
アルフレッドは心底驚いた表情をしている。
ただの鍛冶工房の職人とばかり思ってたからだ。
マーカス「悪気は無いんだがね。気を遣わせたくないのと…、
今はもう一民間人だ。
階級など必要あるまい。」
エイミー「私もおじいちゃんから口止めされてたから言えなかったのよ。」
いまだアルフレッドは開いた口が塞がない状態だ(笑)
ハル「失礼しました。」
マーカス「いや、いいんだよ。
今となっては過去の功績だが、軍人だった私は陸軍の大佐なんて時代もあったさ」
あまり多くは語らなかったが、マーカスは軍人時代の話を聞かせた
マーカス「大尉さん。こっちに見せたいものがあるんだが、ついて来てくれないかな」
ハル「ええ、」
そう手招きされると4人は工房の奥へ入っていった
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