短機関銃

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ハル「ホントに生き抜いてくれるかい??」 アル「もちっす!!!!」 最後は一際大きな声で一気に言って、吹っ切れたのか元にもどるアルフレッド そしてプレゼントの中身を確かめろと催促する アル「隊長絶対に喜ばせる自身ありますよ☆」 ハル「じゃぁ、開けさせもらう――」 桐の箱を開けると 美しいエングレーブを施したトンプソンSMGがその冷たい輝きを放っていた そのあまりの美しさに思わず息を呑むハル その表情に満足のアルとマーカスとエイミー ハル「アルが、これを??」 マーカス「ええ。エングレーブまでと聞き、何度か断ったんだが、 何度も頭を下げるのでね。アル君も軍人だ。そう簡単に頭を下げる事はしないだろうに」 粋な真似をしてくれた、と目一杯アルの頭をわしわし撫でてやり ハグをし、背中をぽんぽん叩きながら ハル「この銃に誓って、お前を生かす為に 私は修羅にでも何にでもなろう」 マーカスとエイミーは笑う。 なんともハルらしい皮肉めいた誓いだろう。 アルはまた地獄の特訓が待ってる事にため息をつきながら笑う そしてハルもまた、 漆黒の闇に明るい笑い声が響いた
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