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「ふう…」
真っ白な部屋に自然豊かな香りを運ぶ風が抜ける
耳を済ませば聞こえる小鳥の囀ずり
ハル「平和とはこの事かな」
「そうですね」
見上げれば巨体の男が傍らに立っていた
ハル「マイク、居たなら声をかけてくれないか」
「今、丁度コーヒーを淹れたので持ってきた所でして。驚かせたのならすいません」
丁寧な優しい口調だが、体格は190近い巨体でハル大尉にマイクと呼ばれる彼は
レッドハート軍ブラッド部隊のマイケル=F=ゴードン一等軍曹だ
マイケル軍曹とハル大尉は昔から戦場でコンビを組んでいて、今では堅い絆で結ばれた仲である
マイク「して、何を書いてたんです??」
ハル「気になるか?」
マイク「まぁ、気にならないと言えば嘘になりますけど……
ハル「……日記だ」
マイク「と言いますと??」
ハル「こんな愉快で平和な軍で軍事記録とはいかないだろ?」
「ブラッド部隊日記だ」
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