プロローグ

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しかし 僕が考えたアレンジは大不評だった 『原曲の世界観をぶっ壊してる』とか 『バカにしてる』とかとにかく色々言われた ごく少数には賞賛をあびたが バンドメンバーからはそのアレンジはかねてから批判をくらっていた ついにはバンドメンバーに僕のアレンジから音楽性を全て否定され 僕はいわゆる『音楽性の違いによる脱退』を余儀なくされた それから僕はギターを触る事はなくなった 「俺のギターはお遊び、高校生でおわり」と心に誓い僕は受験勉強を打ち込んだ ここまでの話で終われたらこれはただのギター少年の挫折音楽話で終われたんだろうな でもまさかこのあとまたギターをするハメになるとは当時の僕は考えもしなかっただろう
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