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この「アルファベット・スリー」は、全国に系列のチームを持っており、現在までに名古屋の栄、大阪の難波、福岡の博多にチームが存在している。
―それにしても、こいつらの親玉がかぁ・・・
英雄は追尾しながら「アルファベット・スリー」の親玉―川流康(かわながれ やすし)の画像を携帯で確認した。
この川流こそ現在の魔札使いチームによる1つの"市場"を作ったといっても過言ではなかったのだった。
数年前にも「カッツェクラッセ」というチームを作り、東京を支配しようと目論んだが、神祇省の特別編成チームにより撃退、解散に追い込むことが出来た。
しかし、組織としての「カッツェクラッセ」が成功したため、東京でカラーギャングが衰退し始めた一方で魔札使いのチームが乱立し始めたのだった。
『こちら警務多田。剛力さん!連中が現れました!』
外で待機していた英雄の部下が他の「アルファベット・スリー」のメンバーが現れた事を報告した。
「・・・了解した。各員、茶練通果を保護!追っ手が現れた!至急、フォーメーションをチェンジせよ!」
今回、英雄たちが通果を追っていたのにはワケがあり、この追っ手の手から通果を保護し、川流にたどり着く事だった。
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