面倒くさい人たち

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沖縄県那覇市 那覇空港 流一と聡史は那覇空港へ来ていた。横浜チームからの捜査依頼で魔札使いのチームが沖縄へ向かっているということらしい。 「神祇省の検閲部まで動いているみたいですね」 そこには一見、那覇空港の警備員と見紛う制服の職員が周辺を歩き回っていた。 制服には神祇省のロゴになっている三種の神器のワッペンをつけ、肩から無線をぶら下げていた。 「・・・逃走したのは、お台場を拠点に活動している部隊(ユニット)、トリプルショックの沸天蒸美っと・・・」 流一としては魔札使い同士による戦闘を取り締まった事もあるため、この手の事はすぐに解決できると踏んでいた。 「横浜にいた時は取り締まりに参加したんじゃないか?」 「まぁな・・・しっかし、結構かわいい顔してるからすぐ見つかるはずなんだよなー」 と2人が話している横を変顔をしながら蒸美が通り過ぎ、蒸美はそのままモノレールの駅へ向かった。 「・・・おい、今、すっげぇブッサイク通らなかった?」 聡史は流一に訊いた。 「通ったかも・・・」
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