1人が本棚に入れています
本棚に追加
空き家に着くと、こっそり育てた犬のココアが尻尾を振りながら近づいてきた。
亮「お前は、良いよな。怒られることも、家族も無くてそして、自由があってよ。」
ポケットから飴を、取り出し舐めた。口に広がるイチゴの味が、美味しかった。
琉「此処に、居たのか。」
亮「兄貴!何で此処にいるんだよ。」
琉「俺も嫌なことが、あったら必ずここへ来てたから。」
亮「兄貴、俺はこんな生活嫌なんだよ。」
琉「亮太は、まだ自分の色を知らないお子ちゃまだぞ!」
亮「ふざけた事言うなよ!」
琉「ここへ行け、行けばわかるから。」
兄貴は、そう言い残して空き家を出て行った。
渡されたメモを見た
色の魔女
金谷町21番地
亮「色の魔女?近いから、行ってみるか。」
最初のコメントを投稿しよう!