愛されたい 愛されていたのに

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僕の記憶は4歳の時から始まる それは妹がこの世に生まれてきて全ての人の愛情が妹にいったと感じたからだ うちにくるひとは皆、妹を見て僕には 「お兄ちゃんなんだからしっかりね」 と言う言葉だけでそれ以外は見向きもしない 家族もそうだった 母は妹につきっきり、父は仕事から帰るとまず妹の顔を見る、それからご飯を食べ風呂にはいる 僕は甘える場所を見失った そんなことばかり考えていた 本当は愛されていたのに
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