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二人は、「旅人の休憩所」を見つけ、休んでいた。
「はぁ~、疲れたぁ~。ふかふか~♪」
セレスは、ベッドに倒れこんだ。
「今日ここで一泊して、明日ヘルデナンドを目指そう。」
「そうね...はれぇ~、何だか眠くなってき、た...」
と言って、セレスは眠り込んでしまった。
「う...何だ、頭が...いてぇ。」
め..ざ...なさい....
「なん...だ...?」
「オイッ!!!」
突然、誰かが叫んだ。レイドが後ろを振り向くと、深い緑の髪で、軽装を身につけ動きやすい格好をした、レイドと同い年くらいの青年が立っていた。
「誰...?」
「わたしは、アルステッド・カイラルというものだ。そいつを連れて、ヘルデナンドへ向かうぞ!!」
「どうしてなんですか?」
「時間がない!後で説明する!!早くしろ!!」
「わ、わかりました!」
何がなんだかわからないまま、レイドはセレスを背中に背負い、アルステッドと共に、休憩所を出た。
すると、外には黒い鎧の兵士と、黒衣のローブの者たちが4人が出口を囲むようにして立っていた。
「遅かったか!」
「逃げられると思っていたのか?バカめ、我々から逃げることなど出来ないんだよ!!」
「...うるっさいわねぇ。なんなのよもう...あれ?何?どうなってんの?レイド?」
セレスは眠りから覚め、混乱しながらレイドに聞いた。
「お前ら、戦えるな?」
「あ、はい!」
「えっ、なになに!?」
レイドは剣を構え、何がなんだかわからないまま、セレスは月の形をし、真ん中に水晶がついた杖を慌てて構えた。
「ハアアアッ!!」
鎧を着た兵士が3人剣で切り掛かってきた!
「くっ!」
レイドは、剣で防いだ。
「案外たいしたことないな。ハァッ!!」
剣を押し返し、敵へ切り掛かる!
「いくぞっ!閃光斬!!」
「ぐあぁっ」
光の柱が敵に直撃し、全身を包んだ。光が散ると、兵士は火傷をおい、体からは煙をあげ倒れた。
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