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「まかせろっ!」
と言って、レイドは魔術師へと攻撃を仕掛けた!
「いくぞ!連衝斬!!」
素早い連続斬りが、魔術師を襲った。成す術もなく、魔術師は倒れた。
「アタシを倒すなんて、一億万年早いのよ!」
「ほぅ、なかなかやるようだな。」
「誰だ!」
木の影から、軽装で筋肉質の巨体の男が現れた。背中には、巨大な剣を背負っている。
「っ!?」
明らかな力の差を、レイドとセレスは肌で感じ、動けば殺られると直感した。
「おいおい、さっきまでの威勢はどうした?抵抗しないなら、殺らせてもらうぞ!」
巨体の男は背中から大剣を取り出し、レイドへと降り懸かる!
ギィィィィン!!
「しっかりするんだ!」
アルステッドが、斧で大剣を防いでいた。
「ぐっ...。」
圧されている!このままでは、殺られてしまう!
「包み込め!マインドミスト!」
巨体の男の周りに霧がたちこみ、一気に包みこまれた。
「みんな!今のうちに逃げましょう!」
そして、三人は走った。
「ここまで来れば、もう大丈夫だろう。」
アルステッドは、追っ手がいないか後ろを見ながら言った。
「あのぉ、アナタ誰ですか?」
セレスが尋ねた。
「あぁ、説明していなかったな。私の名は、アルステッド・カイラル、アルと呼んでくれ。賢者ヘディの命令で、お前たちを迎えに来た。」
「賢者!?ヘディさんって賢者だったんですか?」
驚き、レイドが聞き返す。
「彼は、魔術を世界に広めた第一人者だ。そして、《光の4戦士》の一人でもある。あとの三人は、戦神のマッド、慈愛のユウリィ、拳王のダンだ。」
「じ、じいちゃんも!?」
確かに、光の4戦士がいると言う話しは聞いたことがあるが、マッドがその一人だとレイドは知らなかった。
「あとは賢者に話しを聞いた方がいいだろう。」
そして、三人は目の前に見える、大きな建造物が立つ街へと歩き始めた。
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