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(さっき妹って言ってたしもしやお兄ちゃんとか!?それにしても似すぎだけど…) それを聞こうとした時、彼の方が口を開いた 「詩樹って言います。そっちは?」 「詩樹…?」 (詩樹って…兄妹で同じ名前??いや、そんなわけない…ってことは…) 思わず胸あたりに目を移した。 ない…よね 「何?どうし…」 「時仲詩樹…?」 「…!!」 あたしがその名前を口にすると彼は顔色を変えたように見えた 「いや、あの…今日学校で…」 「N高…?」 「え?…うんってわっ!ちょ…」 返事をしたと同時にあたしの腕を掴み彼は無言で一階へと向かいだした
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