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「おぅ!」
教室を出て帰っていると後ろから声をかけられた。
「あ、竜汰(リョウタ)。」
竜汰は中学からの友達で何でも言える親友。
私は彼を1番信じている。
「何かあった?」
竜汰は私の顔を笑いながら覗き込んだ。
「…ちょっとね。」
教室であった出来事を話した。
「ふーん、それ誰?」
竜汰は聞いた。
「実緒(ミオ)くんだったかな。」
「実緒か~!俺、友達なんだけど。」
…話して良かったのかな…
少し罪悪感がした。
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