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「やっほ~」
俺の顔を覗き込むように見ているその人は、ストレートで綺麗な金髪に、目鼻立ちがとても整っていた。
まるで人形のような、人間ではないような。
テレビに出ている女優やモデルでさえ比較対照にならない、とてもとても綺麗な顔をしていた。
というか、そんな人が不意に俺に話しかけてきた。
いや、あれが話しかけてきたのかは判断しにくいけど・・・・・・。
俺の頭の中は?で埋め尽くされていて、今までの人生の中で無いくらい俺は混乱していた。
「・・・・・・えっと?」
するとまた、目の前の美人は俺に話しかけてきた。
脈絡もなく、唐突に。
ニコッと笑いながら。
「私に最高の思い出を下さい」
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