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ワタシにサイコウのオモイデをクダサイ？
えっ？何言ってんのこの人？
「初対面ですよね？」
「はい！」
物凄くキラキラした笑顔で言われた。
尚更意味わかんねぇ。
さらに混乱する俺をよそに彼女は話しを続ける。
「私は言葉、ことばと書いてことは、きみは？」
「俺は雫（しずく）」
ってなに普通に名前教えてんの？俺。
いかんいかん。
ふと我に返った俺はとりあえず上半身を起こして、ベンチの背もたれによりかかる。
「あっ、ありがとう」
２人がけのベンチには自然と、もう一人座ることができるスペースが生まれる。
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