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「すみません意味が分からないっス・・・・・・」
目的とか、理由とか色々と聞こうとしたら言葉さんが立ち上がった。
んで、またこう言った。
「私に!最高の思い出をくれるよね?」
「え!は、ハイっス!」
え?なんで?なんで俺了承してんの?理由聞くんじゃなかったの?
なぜか考えるより先に言葉が口から出ていた。
「そう、じゃあね梓宮 雫(しのみや しずく)くん」
その言葉を聞いた言葉さんは満足そうに頷いて去っていく。
彼女との出会いは、こんな感じ。
本格的な夏が訪れる前なのにすごく暑い、7月中旬の夏休み入りたての頃だった。
「あれ?俺名字教えたっけ?」
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