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――なんて可奈が呟くから。
「アハハハ!」
ツボに入ってしまい、笑って走れなくなってしまった。
動けなくなってしまった私は、道路にしゃがみ込んで、大笑いだ。
ちょっと可奈。
今そういうのヤメテ。
笑っちゃって無理。
「ちょ! 流風、立って!」
同じく大笑いしている流水と美夜は、私を引っ張る腕に力が入らなくて。
可奈は重罪だと思う。
折角のアイメイクが涙で落ちちゃいそうだし、顔筋と腹筋が痛い。
支えられて漸く立ち上がったけど、フラフラ。
止まらずに私達を置いて行ってしまった可奈を、やっとの思いで追い掛けた。
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