241人が本棚に入れています
本棚に追加
「僕はバケツの近くで釣ってるから、釣りたい場所に行っておいで」
「はい!」
まだまだ釣るぞ~。
戻ってきた坂本先輩を驚かせてやる!
「キャッ……!」
・・・・え?……流水?
小さな悲鳴を聞いて振り向くと、陸に居る筈の流水の姿が無くて。
まさかと思って目を向けた川の中に、流水が居た。
ヤダッ、何で!?
川はそこそこ流れが早く、どんどん流水が流されていく。
「流水ぃーーー!」
私は竿を放り出して、流水を追い掛けて川辺を走った。
嘘でしょ……。
やめてよ……。
流水は泳げないのに!!
最初のコメントを投稿しよう!