プロローグ

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………早く…早く行かなければ…早く…。 ……? …でもどこに……? 茶色の靴が見える。どうやらずっと俯いて自分の靴を眺めていたらしい。でもどのくらい…? ふと顔を上げると目の前には横断歩道、その先には学校の正門が見える。もう少し目線を上げると西日の当たる校舎が視界に入る。 俺は信号機の横に立ち尽くしていた。
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