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お母様、よろしくお願いしますニャー
この回は、母さんビジョンでお贈りします。
学母は、ニャー子を見て動揺した。
そりゃそうだ。
女っ気とは、全く縁のない息子の部屋から突然、女の子が出てきたのだ。
しかも、学の嫁とか、理解しがたい事を言っている。
「初めまして、私、ニャー子と申します。学さんの妻になりにきました。よろしくお願いします。」
ニャー子は、ペコッと挨拶をすると学母は口をポカーンとあけ、とても間抜けな表情を見せる。
「はぁ…えぇ!!」
やっとニャー子と名乗る美少女が言っている事を理解した学母は、驚きの声を上げ、どこの誰だかわからないながらもニャー子に問い掛けた。
「あなたっ、なにいってるの!?
うちの学は親の私が言うのもなんだけど…甲斐性ないし、それに貴方の親は?」
母親がニャー子に問い詰めるとすごく悲しそうな顔をし、目を潤ませていった。
「私は…お父さんもお母さんもいないんです…」
衝撃の事実に学母は胸を撃たれ、悲しそうな表情をするとニャー子の肩を抱きながら涙しはじめた。どうやら、脳内で勝手な想像をしてしまったらしい…
「そっ、そうなの…悪い事聞いちゃったわね…
あ~…でもねっ!
お父さんにも聞いてみないと…」
学母は、学父に聞いてからと言うとニャー子は、涙を拭き笑顔で言った。
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