アイスを買いにいくニャー

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「あ~、これなんてどうだ?」 学が、平次のスーパーバニラを手に取り、ニャー子と目を合わせないような仕草で渡すとニャー子は両手でアイスを頬につけながら満面の笑みを見せながら言う。 「ありがとにゃ~、ニャー子これにするにゃっ!」 くっ、かわいい!…不覚にもニャー子の仕草にときめいてしまった学は、赤面し顔を背けてしまった。 「どうしたにゃ? もしかして暑いのかにゃ? 早くアイス選ぶにゃっ!」 アイスが待ちきれないのか、ぶーたれた顔で、学を急かし始めるニャー子… 「あぁ…」 そんなニャー子言葉に学は、相づちをうつと適当にバリバリ君を取りお会計に並ぶ。 「二百円でございます。」 二人はお会計を済ませ、店を出ると早速アイスの蓋をあけ、食べながら家に向かった。
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