第1幕ー恋の予感☆ー

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私は階段の登り終わった所、 つまり教室の一歩出前の所で 立ち止まってしまった。 「あれー?どうしたの?こんな所でー。」 突然そんな言葉をかけられる私。 かけてきたのは 私のクラス委員長、 星駆悋(ほしかけ りん)。 みんなからは"りん"と呼ばれ、 地味に人気者だったりする。 彼女とは、 今風に言うならば"いつメン"。 いつものメンバーと 言ったところだろうか。 つまり学校の中では 授業中意外いつも一緒なのだ。 委員長と一緒って事は …優等生!!! って思う人がいるかもしれません。 しかし!! 毎日ふざけてるんですね。 委員長と。 しかも2人で。 はい。 馬鹿なんです!! してる事は馬鹿なのに 委員長のりんは 成績は常に優秀、スポーツもそこそこ はい。 言う事ありますか? と聞かれたら 耳をふさいで泣きながら、 ありませーんっ!! と答えるしかないでしょう。 何で どうして人間は、 同じ事をしてるだけなのに こうも変わるのでしょうか。 …と長々と彼女の事を 紹介しつつ、 そう その当の"りん委員長"が 話しかけてきたのだ。 これも日常。 いつもの事なんですけどね。
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