第1幕ー恋の予感☆ー

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「あんたの声、 まる聞こえなんだけどーっ!!」 と 顔を恥ずかしがらめながら 彼女は言った。 見てみたら周囲には 人だかりが…。 ///// 「いいから!! とりあえずは教室入ろ?ねっ!?」 今度は私が りんに手を取られ、 教室に入るはめになった。 ホームルーム終了後、 つまり一時間目にはまだ 少し時間がある。 軽い休み時間みたいなものだね。 その時に 私はりんから事情徴収をされたのは 言うまでもない…よね? 「階段に恋してる!!」 「…んう…真似しないで////」 「みさぁ!?大丈夫かーっ!? 全く… 心の中で思えば良い事を、 人前で、しかも大きな声で 言えちゃうんだもんすごいねー!!(笑)」 我ながら惚れ惚れするよ!! と、りんは 褒めてるのか貶してるのか わからない言葉を 面白そうに話してくる。 「てゆうか、 階段に恋とかありえないからっ」 と半分涙を出しながら お腹を抱えて笑っていた。 「だって心臓ドキドキしたんだもん…」 「だーかーらっ、 ただ疲れてるだーけー!! あんた最近運動しないからだよーっ」 「…そうかなぁ? まぁ、確かに最近しないけど。」 下を向く私。 だって恥ずかしいじゃん… 馬鹿じゃん私。めっちゃ変人じゃん私。 ううん 変人とのイントネーションを掛けて いっそ"にんじん"になりたいよ… むしろ痛い子だよぉ 「みさってさぁ いつもそうだよねー」 「  …!?」 「天然だよねー。本当にさ!!」 「…てんねん」 「そうそう、 いつも自分で気づいている のに不思議とおかしな事言ったり、 真面目な顔して 誰も思ってもみない事を口にしてたり、 あとはさぁ…「「やめてーっ///」 「恥ずかしいからやめて!!」 知ってる。 私が、 私自身が天然なのは…。 直そうとしてるけど、 どうして直らないのかな…。 「やっぱり 天然水飲むのやめようかな…。」 「「はぁいっ!?!?!?!?」」 今度は クラス中から突っ込みを浴びた。 え? な、な、な…何でー?
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