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「あんたの声、
まる聞こえなんだけどーっ!!」
と
顔を恥ずかしがらめながら
彼女は言った。
見てみたら周囲には
人だかりが…。
/////
「いいから!!
とりあえずは教室入ろ?ねっ!?」
今度は私が
りんに手を取られ、
教室に入るはめになった。
ホームルーム終了後、
つまり一時間目にはまだ
少し時間がある。
軽い休み時間みたいなものだね。
その時に
私はりんから事情徴収をされたのは
言うまでもない…よね?
「階段に恋してる!!」
「…んう…真似しないで////」
「みさぁ!?大丈夫かーっ!?
全く…
心の中で思えば良い事を、
人前で、しかも大きな声で
言えちゃうんだもんすごいねー!!(笑)」
我ながら惚れ惚れするよ!!
と、りんは
褒めてるのか貶してるのか
わからない言葉を
面白そうに話してくる。
「てゆうか、
階段に恋とかありえないからっ」
と半分涙を出しながら
お腹を抱えて笑っていた。
「だって心臓ドキドキしたんだもん…」
「だーかーらっ、
ただ疲れてるだーけー!!
あんた最近運動しないからだよーっ」
「…そうかなぁ?
まぁ、確かに最近しないけど。」
下を向く私。
だって恥ずかしいじゃん…
馬鹿じゃん私。めっちゃ変人じゃん私。
ううん
変人とのイントネーションを掛けて
いっそ"にんじん"になりたいよ…
むしろ痛い子だよぉ
「みさってさぁ
いつもそうだよねー」
「 …!?」
「天然だよねー。本当にさ!!」
「…てんねん」
「そうそう、
いつも自分で気づいている
のに不思議とおかしな事言ったり、
真面目な顔して
誰も思ってもみない事を口にしてたり、
あとはさぁ…「「やめてーっ///」
「恥ずかしいからやめて!!」
知ってる。
私が、
私自身が天然なのは…。
直そうとしてるけど、
どうして直らないのかな…。
「やっぱり
天然水飲むのやめようかな…。」
「「はぁいっ!?!?!?!?」」
今度は
クラス中から突っ込みを浴びた。
え?
な、な、な…何でー?
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